2019.12.18 Wednesday

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    2014.09.09 Tuesday

    LOMO LC-A+の機能・描写を踏襲した中判カメラ「LC-A120」、電撃発表

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      ロモグラフィーから、驚きの新カメラが発表となりました。その名も「LC-A120」。そう、定番35mmカメラ「LOMO LC-A+」の中判カメラバージョンです。見た目はもちろん、ゾーンフォーカスであること、トンネル効果が楽しめること、自動露出を搭載していること、多重露光撮影ができることなどはLC-A+そのままの使い勝手。これまで、ロモグラフィーではさまざまな中判カメラをリリースしてきましたが、ついに真打ち登場という感じでしょう。

      このスタイル、ご覧下さい。LC-A+の縦横比を変えたかのようなルックスです。中判6×6で自動露出ができるカメラは、New MAMIYA6、フジGF670など数えるほどしかありません。中判であってもゾーンフォーカス&自動露出。ゆったり使う中判とは全くことなる楽しみを与えてくれることでしょう。



      LC-A120スペック

       使用フィルム: 120 フィルム
       レンズ: 38mm f/4.5 Minigon XL マルチコーティング ガラスレンズ (21mm と同等)
       レンズ構造:4群5枚
       焦点距離: 38mm
       露光許容範囲: 56mm x 56mm
       画角: 92o
       最短撮影距離: 0.6m
       距離設定: 0.6m、1m、2.5m、無限
       自動露出
       自動露出連動範囲: EV17 まで
       絞り: f/4.5- f/16 (プログラム式)
       シャッタースピード: 最速 1/500 秒
       感度設定: ISO 100-1600
       三脚穴: 標準的な 1/4 インチ三脚穴
       多重露光機能: あり
       フラッシュ:ホットシュー接続
       寸法: 幅 134.5mm x 高さ 108mm x 奥行き
      62.5mm
       重量:363g(電池とフィルムを除く) 
       電池:LR44ボタン電池3個
      49,800 円 (税込)

      ファーストロットは世界500台。2015年1月発送予定でプレオーダー中です。


      機能面でやはり注目したいのはレンズですよね。なんと、35mm換算で21mm相当の超広角レンズが搭載されます! LC-A+を踏襲とアナウンスされていますが、レンズに関してはLC-Wに近いです。21mm相当の広角の6×6は、すさまじく貴重です。



      多重露光スイッチも発見。ロモのカメラですから、多重露光は欠かせませんよね。



      そして速写性の高さを支えるゾーンフォーカスはLC-A+そのまんま。ピント精度にとらわれない、自由な発想の撮影を楽しみたいです。



      ロモグラフィーさんからサンプルフォトもご提供していただいています。
      まずはノーマルのカラーネガの作例。良好な描写です。



      長時間露光もできるようです。夜景を美しく撮れます。



      白黒のショット。超広角レンズなので、このような楽しげな集合写真もお手の物ですね。



      そして気になる多重露光写真。これはAGFA CT Presicaあたりのクロスでしょうか。トンネル効果もくっきりと出ています。



      いいですね。これ。絶対に楽しいです。

      2013.01.15 Tuesday

      LOMO LC-Aのしっとりとした描写と雪の東京

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        昨日は、関東地区で雪が降りました。

        雪国の方には理解できないかもしれないですが、関東地区は雪が少ないため、ちょっとでも雪が積もるとパニックが起こります。そして、写真好きは尻尾を振りまくるわんちゃんのように撮影に出かけます。

        僕も例外ではありませんでした。仕事場にスノーブーツなどは置いていなかったので、あっという間に靴がびしょびしょになり、冷たくて仕方のない状態になったため、そんなに長時間の撮影はできませんでしたが、LOMO LC-Aを持ち撮影に出かけました。


        なぜLOMO LC-Aを持って出たか。

        それは、気軽に使えるという操作面での理由もありますが、雪の夕方というしっとりとした雰囲気を撮るのに、LOMO LC-Aが向いているなと思ったからです。

        LOMO LC-Aを「トイカメラ」と呼んでしまうのは、今はメーカーのロモグラフィーともども、僕も歓迎をしていなくて、普通に「アナログカメラ」と呼んでいます。でも、いわゆるトイカメラのムーブメントを作ったカメラであるのは間違いないのですが(気軽に撮る、従来の写真の価値観を気にせずに撮る、という精神面が重要で、それを「トイカメラ」と呼ぶのであれば、それは間違っていないと思います)、描写は一般的なトイカメラでイメージする「ゆるい」「ふわふわ」というものとは全く違うのがLOMO LC-Aだと思っています。また、日本のコシナのカメラを元に作られたロシアカメラで(いわゆるパクリ)、それが偶然ユニークな描写としてネットを中心に人気が広がったという経緯も、無理矢理に描写をおもしろくしたトイカメラとは異なると考えています。

        周辺光量が落ち込み、写真の四隅が暗くなる「トンネル効果」、少し暗い場所で被写体をアップ目に撮ると、緩やかでクセのあるボケ味が楽しめることで、少しアンダー露出気味のような写真に見えますし、それがとても叙情的にみえるのが、LOMO LC-Aの最大の魅力なのかなと。

        雪の日のLOMO LC-A写真の現像が上がってきたので、ご紹介します。

        自転車。トンネル効果がすごく出ています。


        背景が案外ボケますし、それが流れるのがLC-Aらしさ。


        適正露出になるまで、シャッターを開き続けます。固いところに置けば、夜撮りもラクラク。電車が筋になりました。



        軽いカメラなので地面すれすれショットとかは得意。雪の駅。ダイヤが乱れまくってましたね。



        これらは全部、コダックULTRA MAX400という普通のカラーネガを使っています。それでいて、この色も描写も独特の風合いになるというのはさすがな気が。改めて、少し物憂げな描写が欲しいときにLC-Aは良い選択だなあと感じました。
        2012.12.08 Saturday

        Belair 6×12で白黒撮影

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          Belair 6×12に白黒フィルムを入れて撮影をしてみました。ただ、今回は純粋は白黒フィルムではなく、カラーネガ現像と同じC-41処理が行える白黒フィルム「イルフォードXP2 SUPER」を使いました。

          プラレンズの柔らかさと白黒フィルムのマッチングは、個人的にとてもいいなって思いました。多重露光は、感度400のフィルムに対して、カメラ側のセッティングを感度800にして2回シャッターを切りました。こういう感度設定が行えるのは多重露光好きには楽ですよね。

          6×9+標準レンズ。地面カメラ置き。ロモグラフィーでは多用されるアングル。靴のピントを微妙にハズしました(苦笑)。


          6×9+標準レンズ。多重露光。アンダー露出にして撮影すると成功しやすいです。


          6×9+標準レンズ。僕。


          6×9+標準レンズ。僕2。(いや、自分大好きとかじゃないですよ)。


          6×12+標準レンズ。



          個人的には6×9が好きなので多用していますが、6×12はやはり独特。120フィルムで6枚しか撮れないという、かなーり贅沢なフォーマットですが、そのぶんの満足感はあります。ここぞ、というシチュエーションに使いたいなって思いました。

          どうしても6×9、6×12を使ってしまい、人気のマシカク6×6はあまり使っていません。他の中判カメラは標準レンズばかりで広角は持っていないので、次は広角レンズ+6×6にトライしてみたいと思います。あとはやっぱりクロスプロセスを早くやらなければ!

          2012.12.06 Thursday

          ロモグラフィー、中判蛇腹カメラ「Belair X 6-12」使いました!

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            ロモグラフィーから発売された、新しい中判カメラ「Belair X 6-12」を、ようやく使いました! 到着から約一週間、なかなか使う機会が訪れる悶々としておりました。僕が購入したのは「Globetrotter」というモデル。トカゲ革のカメラなどが好きだったので、少し他のモデルより高かったのですが、こちらにしてみました。世界限定300台というのも少し心惹かれたところだったりして。


            レンズは交換式。こちらは広角レンズを付けたところ。ストラップは、REVUEというM42の一眼レフに付いていたものを付けました。


            フードやフィルターを付けるネジ切りはないです。なので、仕事場に転がっていた40.5mmのフードを、パーマセルテープでとめています。ちゃんと付けているので、フードを持ってレンズのピントリングを回せます。たぶん、本当のフィルター径はかなり小さくて、37mm以下のようです。

            下準備は簡単ですが、電池の入れる向きが分からず、何パターンか試してみて、シャッター速度がちゃんと変化する組み合わせを探しました。説明書に出ていたのだろうか。いや、ぼく、あまり説明書読まないタイプで(笑)


            電池は両方同じ向きではなく、このように入れます。



            このカメラの特徴を列記しました。

            ・6×6、6×9、6×12をフレーム交換で切り換えられる(つまり、撮影中の切り換えはできない)
            ・ファインダーは外付け
            ・ファインダー内に6×6、6×9、6×12の目安の印があり
            ・距離計はない
            ・フォーカスは目測式(レンズを回す)
            ・レンズはプラスチック製で標準と広角の2本同梱
            ・LR44×2で絞り優先AE搭載
            ・絞りはF8とF16
            ・フィルム巻き上げは赤窓式
            ・多重露光可能

            そして、初撮影の結果はこんなでした。仕事場周辺です…。ゆるゆるなお散歩系ですみませんです。

            まずは6×6+標準レンズから。




            続いて6×9+標準レンズ。



            そして6×12+広角レンズ。




            今回は現像+フィルムスキャン。色味はコントラストと濃度を少し上げています。


            率直な感想を列記します。もちろんかなり私的な感想ですので!

            ・プラレンズなので案外ふわふわ
            ・露出のことを考えないでいいのは楽チン
            ・かなり軽い
            ・シャッターの位置が少し遠いので手ブレ注意!
            ・広角+6×12はファインダーを見ているだけでも楽しい
            ・せっかくのAE中判なのでガラスレンズも猛烈にラインナップされて欲しい!
            ・別売りでいいので6×6、6×9、6×12の個別ファインダーも欲しいかも
            ・斬新かつクラシカルな風貌でかなりカッコイイ
            ・多重露光は楽。感度設定ダイヤルで下地とかを簡単に作れる
            ・クロスプロセスやレッドスケールに超向いていそうな予感

            こんな感想を持ちました。勝手なものばかりですみません。
            僕はホルガ120が大好きなんですね。Belairを最初にウェブで見た時は、AE付きということもあり立派なカメラだなあと思っていたのですが、それは良い意味で裏切られたと言いますか、ホルガやダイアナくらい気軽な感じで使えて、良い意味で自動化もされていて、6×12、6×9という大迫力のフォーマットも選べるカメラ、という感じでした! 

            AEが付いているのに、目測式にしたところは、とにかく「瞬間」を大切にするロモグラフィーならではの発想。ピント精度よりもアクティブにというメッセージだと思います。広角レンズはLOMO LC-Aとほぼ同じ画角というところからも、それは伝わってきますよね。

            次はクロス&レッドスケール入れます!

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